2011年6月29日水曜日

情報との向き合い方について考えていること

働き始めて3ヶ月。
時間が有限であることを痛感する日々が続いております。
社会人しながら色々やってる方々は本当に尊敬です。

さて、こういった時間についての話はとかく「時間管理」に向きがちだと思うのですが、時間管理が出来るようになった後は、単純に「何に自分の貴重な時間を割くのか」ということを考えていかなければならないと思います。

その中でもほとんどのひとが多かれ少なかれ時間を費やす「情報を取得する」ことについて、自分の考えをまとめてみます。

みなさんはどういった情報にアンテナを張っていますか?
どういった情報を捨てていますか?


<世の中には2種類の情報がある>

情報化社会などと呼ばれるようになって久しいですが、世の中には2種類の情報があります。それは「大勢のひとが知っている情報」と「ほとんどのひとが知らない情報」です。
みなさんはどちらに価値を感じますか?

おそらく後者ですよね。
もちろん前者の情報もあって損はしないと思います。しかしながら、時間は有限であり、前者の情報を取得する分だけ後者のより価値のある情報を取得するために利用できる時間が減ってしまいますよね。



<ほとんどのひとが知らない情報の価値>

では、ほとんどひとが知らない情報にはどんな価値があるのでしょうか。

情報を取得するという少しのコストをかけるだけで・・・
①自分に価値を感じてくれるひとが増える
②その分野での権威に会いやすくなる
③その分野でチャレンジできるチャンスに恵まれる
のという3つのメリットを与えてくれる、これが「ほとんどのひとが知らない情報」の価値だと考えています。
(このあたりについては同じSA菊名に住む@nike1125の方が実体験として持っているかと思います。彼のブログDon't be lameはまさに情報価値によるこのメリットを最大限に活かしています。)


ネットでサクっと検索すれば様々な情報にアクセスできるような時代なので、情報取得のコストは格段に低くなりました。
ちなみに、ここで重要なのはスピードです。情報は深度が浅い分、価値を発揮するには「ほとんどのひとが知らないうちに」スピーディーに情報を得られるかどうかが肝。



<情報から知識へ>

だからと言って浅い情報を得ることだけにすべての時間を使うことは効率的ではありません。浅い情報は比較的早く浸透しますし、少し時間を使えばすぐに得られる情報には、その一段階上の「知識」や「経験」に比べれば、微々たる価値しかないでしょう。精神的にも「RSSやTwitter読んでないと不安」みたいな病気になりかねません(笑)

ですから、情報をうまく操って自分の好きな分野でのネットワークや自分のポジションがとれてきたなと感じたら、今まで取得してきた情報をさらに小さくセグメント化して、「情報」を「知識」にするべきなのではないかと感じています。単なる表層の情報だけでは、実際にその分野で成果を出すには足りないだろうなと。



<目的意識を持って情報を使い分ける>

2種類の情報にはそれぞれの価値があります。
前者に関しては「常識人」として見てもらうためにはマストでしょうし、お互いに知っている情報による共感はコミュニケーションにおいて必須です。後者は上記の通り。


僕自身は国内ニュースを全く見なくなりまして(こちらは賛否両論だと思いますが)、情報収集という意味では
①BBCで途上国や新興国のニュース
②仕事に関わるニュース(MR産業のニュース、クライアントの業界のニュース、関係する国のニュース)STONE(自分の所属する団体)でアップする記事のための調べ物
③未来を考える種となる本(ジャンル問わず、自分が未来へと繋がりのありそうな本)Rising Africa(ライターをさせてもらっているアフリカ情報サイト)でアップする記事のための調べ物
の3つに時間を割いています。
※2012.11.3時点で更新

これら行いながらそれとなくアピールすることで、この界隈で会いたいひとたちに会うチャンスを増やし、かつ面白い若者と思ってもらえるようにしています。ちなみに③のライターをさせてもらえるようになったのは②で書いた記事(【スタディー】アフリカのインキュベーション・スタートアップ事情(5/3追記))のおかげです。(ここのライターのみなさんはずっとお会いしたいと思っていたひとや実際アフリカで事業されているひとばかりで、お声かけしていただいたときはかなり嬉しかった・・・)


「情報を知識へ」という意味では、読書や上記②の調べ物をかなり時間をかけて行ったりしていますが、こちらの効能に関しては経験しておりません(自分の経験が具体的に何に活きているかそもそも把握してないですが)。いまは自己満足の領域です(笑)



<最後に>

結局、時間管理時に「やらないことを決める」ように、情報整理においても「気にしない情報を決める」ことが大切なのではと感じています。
他の人が知っていることを知らない自分に焦るのではなく、他の人が知らないことを知っている自分に自信を持ってチャレンジしていく姿勢が、情報化社会におけるサバイブ能力を高めていくと思いますし、なにより「やる必要のないこと」ならぬ「取得する必要のない情報」が決まることで精神的にかなり落ち着くことができます。


みなさんはどういった情報にアンテナを張っていますか?
どういった情報を捨てていますか?


自分が時間を割いている情報群を一度整理してみるといいかもしれません。

2011年6月27日月曜日

[English] 楽しく生きたいひとへの応援歌!-I Don't Care-

みなさんFall Out Boy というバンドはご存知でしょうか?


自分に自信を持ちたいひと、
いつも他人の目を気にしてしまうひと、
ひとと違うことをしようと意気込んでいるひと、

そんなみなさんにぜひ聴いて欲しい彼らの名曲をご紹介します!
ぼくたちが生きているのは他でもない自分自身のための人生なんだ!
といつも励まされまる大好きな曲です。

PVはかなりおバカなテイストに仕上がってますが(笑)
歌詞は英語と日本語両方載せましたので、ぜひ併せてお楽しみください!



<English>
Say my name, and his in the same breath, I
Dare you to say they taste the same,
Let the leaves fall off in the summer
And let December glow feel flames

Brace myself and let go,
Start it over again in Mexico
These friends, they don't love you
They just love the hotel suites, now

I don't care what you think
As long as it's about me
The best of us can find happiness
In misery

Oh, take a chance, let your body get a tolerance,
I'm not a chance, but a heat wave in your pants
Pull a breath like another cigarette,
Palms up, I'm trading 'em (trading 'em)

I'm the oracle in my chest,
Let the guitar scream like a fascist,
Sweat it out, shut your mouth,
Free love on the streets, but
In the alley and I ain't that cheap, now

I don't care what you think,
As long as it's about me
The best of us can find happiness
In misery

I don't care what you think,
As long as it's about me
The best of us can find happiness
In misery

Said-a, I don't care just a-what you think,
As long as it's about me, you said-a
I don't care just what you think,
As long as it's about me, you said-a
I don't care (I don't care)
You said I don't care (I don't care)
Said I don't care,
I don't care
I don't care (I don't care), I said-a
I don't care

I don't care what you think,
As long as it's about me
The best of us can find happiness
In misery

I don't care what you think,
As long as it's about me
The best of us can find happiness
In misery

<Japanese>
俺の名前を言ってみろよ
そして息継ぎせずに奴の名前を言ってみろ
きっとお前はどっちも同じ味がするっていうだろう
夏の真っ只中に木の葉を落とさせてやれよ
そして12月を炎の中であかあかと照らせ
自分を奮い立たせて思い切る
もう一度メキシコでやり直すんだ
ここにいる友達はみんな俺のことなんか愛しちゃいない
ただのホテルのスイートルームが好きなだけさ ほら

お前がどう思おうと知ったことじゃない
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

俺は言っただろ お前がどう思おうと構わないって
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

ああ 賭けてみろよ
その身体に忍耐を教えるんだ
俺はチャンスじゃない
お前のパンツの中の熱波だ
もう一本タバコを喫うみたいに息を吐いて
手の内を見せろよ
俺はそいつと取引しよう (取引だ)

俺は自分の胸の中のお告げだ
ギターをファシストみたいに叫ばせろ
最後まで耐え抜け
ムダ口を叩くな
ストリートじゃ愛し合うのもタダだ でも
路地に入れば
俺はそんなに安くないぜ さあ

お前がどう思おうと知ったことじゃない
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

俺は言ったんだよ お前がどう思おうと構わないって
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

いいか 俺はお前がどう思おうと構わないんだよ
俺に関することに限ってはな
お前は言っただろ
他人がどう思おうと知ったことじゃない
俺に関することに限ってはな

お前は言っただろ
知ったことじゃない (知ったことじゃない)
お前は言ったんだ 知ったことじゃないって (知ったことじゃない)
言っただろ どうでもいいって
知ったことじゃない
知ったことじゃない (知ったことじゃない)
俺は言ったよ どうでもいいことだった

お前がどう思おうと知ったことじゃない
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

俺は言ったのさ お前がどう思おうと構わないって
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

俺は言ったのさ お前がどう思おうと構わないって
俺に関することに限ってはな
俺たちの最高なところは悲惨な状況の中でも
シアワセを見つけることができるってところさ

2011年6月23日木曜日

就活する?それともしない?

こんばんは。
メガネです。


前回の記事がブログタイトルのおかげか予想以上に拡散し(てしまっ)たので、
「シューカツせずとも生きてけます」についてもう少し考えていることを書きます。



ぼくは就活しないという選択をスタートにして、「自由なひと」になりたいと思っています。「自由」といってもひとそれぞれそこから連想するイメージは違うかと思いますが、ぼくの場合は「好きなときに、好きなところで、好きなひとと、好きなことをする」ような状態のことを「自由」と定義しています。

なぜ「自由」にこだわるのか。
そのきっかけは学部生時代の2つの出会いでした。

1) 建築分野から宗教分野に転進したアメリカ人女性
2) 19歳で "I will live in japan forever!"と豪語して本当に日本に来て永住しようとしているドイツ人女性


1)の女性はに関しては当時のツイートをtwilogで発見したので貼ってみます。印象的だったのでちゃんとツイートしてたみたい。

  • スタバで宗教?の教授してるシアトル出身のおばさんと話した。研究費で日本に来て5週間目とな。色々話したけど、すげー人生エンジョイしてるのが伝わってきたのが印象的だった。 posted at 18:20:45
  • 元々工学畑で京都の寺を構造工学?の視点から見ようと昔日本にきたときに、結局信仰とかの観点が気になり始めて、今は宗教とか信仰とかそういう分野の教授らしい。 posted at 18:22:58
  • 親も工学畑で鉄会社?に勤めてるリーマンだっから方向転換するときは止められたけど、今は教授になったしオッケーだと。 posted at 18:23:56


2)の女性はまだ直接会ったことはなく、ネットで知り合った女性です。
日本が好きというところで、2010年の初め頃にお友だちになりました。当時から" I Love Japan. I hate German guys. LOL I will live in Japan forever !"と言ってた子で、変わったひともいるもんだなぁと思っていたら、2010年の10月には本当に日本に来てしまいました(笑)いまは都内で日本語学校に通っているようです。ちなみにそのときのサイトはこちらのInterpalsというサイトです。


この2つの出会いを受けて、「学校卒業して、就活して、企業に入って」ではなく、「自分の好きなことにトライする人生」にぼくは惚れてしまったんです。
もちろんその道は茨の道なわけで、好きなことをするためには苦労することもたくさんあるだろうけれども、それでもこの2人の楽しそうな笑顔を見て、声を聴いてしまったから、もう戻れないなっていう。そういう感覚。


誤解されそうなので言っておくと、「就活すること=自分の好きなことにトライしていない」とは考えていないです。入りたい会社があるひとだとか、お先どうなるかわからない道に進むなんてリスキーなことしたくないひとだとか、好き嫌いの対象は色々だと思います。



冒頭で書いたように「自由」ってひとによって意味合いは違うと思いますし、渡辺歩みたいな破天荒なぶっとんだ生き方だけのことを指しているわけじゃない。ただきっと共通してるんじゃないかなっていうニュアンスは"To willingly choose"なのかなって考えてます。
人生は選択の連続ですが、選択肢自体が問題なのではなくて、その選択を自ら選んだと「思っている」かどうかが肝なのではないか、ということです。
「自由」なんてものを几帳面に考えようと思ったら、自由を意識してる時点で不自由だとか、外部環境から人間が真に自由になることはできないとか、そういう哲学的な話になってしまいますし(笑)


ですので、就活中のみなさまに「就活やめろ」と言いたいわけでもありません(ぼくも元々は就活するつもりでいたわけですし)。あくまで「その気」のあるひとに、就活しないスタイルをオススメしたいと思っています。
そして、「就活しない」というのはあくまで表面的な現象で、「自分が人生切り開いてるんだっていう意識を持ってみたら楽しくなるんじゃないか」というのが本当のメッセージ(偉そうだけど)です。
自分の人生なんだから、これくらい自意識過剰になって楽しんでも誰も文句言わないはず(笑)
就活するひともしないひとも楽しみましょう!


以上!



P.S
(1)この考えが固まったのは「選択の科学」という本のおかげです。

シーナ・アイエンガー
文藝春秋
発売日:2010-11-12

・自分の意志で選択しているという「認識」が本質だという考え方
・和や集団などを重視する日本のような環境で育った場合、周りの決定に合わせた方が高いパフォーマンスを発揮する
などおもしろいことがたくさん載っているのでお時間ある方ぜひ。


(2)この本の著者はTEDでもスピーチしてます。

2011年6月20日月曜日

個人ブログ開設しました。

こんにちは。
メガネと言います。


大学卒業後、書こう書こうと思ってついに2ヶ月半経ってしまいましたが、
今日から出来る限りコツコツとブログ発信していこうと思います。


本ブログでは、その時その時の自分の考えたことや感じたことを、出来る限り自分以外のひとにとっても価値のある形で発信していくつもりです。
その中で、「所謂就職活動(就活)をしなくても生きていけるよ」ということを感じてもらえたらと思っています(いまのところは)。


え、それってどういうこと?
という問に答えるのも兼ねて自己紹介させていただきます。




ぼくは大学では工学部に所属し、微生物を用いた地下水中の重金属処理について研究していました。
途上国に興味があったこともあり、バングラデシュなどで深刻なヒ素汚染問題に関わる研究テーマということで、最終的にそのまま大学院に進学しようと思っていたのですが、入学手続の書類を出し忘れました。
そうです、大学院入試試験をパスしていたにも関わらず入学できなくなってしまったのでした。

それが去る2011年3月17日のこと。

突然の出来事で驚きましたが、起きてしまったことはどうしようもありませんし、
先のことを考えました。


結果、4月から小さな会社でマーケティングリサーチに携わっています。
もちろん正社員ではありません。就活する時間とかありませんでしたからね。
たまたま知り合ったひとのいる会社にお世話になっています。

その話をすると、だいたいのひとは「大学院にはいかないの?」ということを投げかけてきます。
そうですよね、自分からレール外れるわけですし、そういう疑問は当然だと思います。

でも、ぼくにとって所謂就活に対する不安よりも「これは大学院じゃない方向に行けということなんじゃないか」、「せっかくの機会だから働いてみよう」という想いの方が強かった。
ということでひょんな形で社会に出ることを決意しました。



もちろん後悔はまったくしてません。
いまのところ薄給ですが交渉の余地もありますし、なにより小さい会社なので何でもやらせてもらえます。さらには就活という表面的な儀式に拘るよりもよっぽど伸びている感触があります。
なによりマーケティングリサーチという仕事を知れば知る程面白く感じてしまってまして、最近はどっぷりです。溺愛です。




そんなわけで、就活ばっかしてるひとたちの中で自分と似たような趣向のひとにはこういう道も選択肢に入れてほしいなぁと思ったりしています。

思えばいま就活をしないひとってだいたい「起業するひとたち」で、
「起業する」か「就活する」か
の二択な気がするんですが、
そこにアメリカ的な「インターンとかから社会にでるスタイル」が第三の選択肢になったら面白いかなっていうそういう感じです。

結局選択が正しかったかどうかって後にならないとわからないので、いまこの道を選択して数ヶ月でオススメするのもどうかとは思うのですが、
息苦しい思いして就活するよりは、こういう選択もいいんじゃないかと。


選択のスタイルは個人の好き嫌いの問題なので押し付けたりはできませんが、
誰かの背中を少しでも押せたらなと思っています。


そんな感じで、就活しなかった男の日記的な感じで
やっていくつもりです。
みなさまよろしくお願いします。