2011年11月3日木曜日

シェアアパートメントのススメ(再)

シェアアパートメントは、やはり所謂シェアハウスやコンセプト型シェアハウスとはその性質を異にしていると感じるこの頃なので、今回もシェア系住居ネタ。



コレクティブレジデンス菊名(旧名ソーシャルアパートメント菊名)について思ったことを書いてみる」を書いたときには

ぼくがソーシャルアパートメントに住んでみて感じているキーワードは、「ひとの温かさ」とか「賢い消費」。まだ試したことのないひとには是非一度体験していただきたいライフスタイルです!

だった(みたい)なのだけれど、そこに「住民の非類似性」を挙げ、シェアアパートメントをみなさんに再びオススメしたい。




言いたいことはこんな感じ。
(1)タイプの違う人たちと一緒にいると、人生に広がりが生まれておもしろい
(2)タイプの似てる人と一緒にいるのは難しくないから、わざわざ一緒に生活しなくてもいいと思うよ
(3)だからタイプの違う人たちと一緒に住もう。シェアアパートメントならそのスタイルが自然と体現できるよ


(1)タイプの違う人たちと一緒にいると人生に広がりが生まれておもしろい


「タイプの違う人たちと一緒にいる方がコストパフォーマンスよくおもしろさを味わえておもしろい」というのがぼくの意見です。同じような人たちと一緒にいる時間は拠り所として必要だと思うけれど、ずっとそこに安住していたのではおもしろい人生は送れない。おもしろい人生を送りたいのかどうかは好みの問題なのですけれど。
(こちらで似たような話を書きました>>直方体人生論)



(2)タイプの似てる人と一緒にいるのは難しくないから、わざわざ一緒に生活しなくてもいいと思うよ
※(1)に同意された方にとって、という話です

普通のシェアハウスは基本的に仲良い人たちで始めることが多いだろうし、
コンセプト型シェアハウスは同じテーマの下に集まるわけで、
それぞれ似たタイプの人と共同生活をすることになります。

けれど、同じことに興味を持っている人たちが集まるのってそこまで難しくないと思ってる。
その価値は否定しないですよ、もちろん。
(少し脱線すると、だから出会い系のソーシャルサービスにもあまり興味がわかない。そういう自分たちで操作できる出会いやコミュニケーションはTwitterでお腹いっぱいです。)

それに対して、自分とタイプの違う人との出会いはありこそすれ、自主的にうまく活用することは難しいと思うのだけれど、
シェアアパートメントはまさに自分と異なるものを自分とマージしてくのに最適な空間。

年齢も、仕事も、育ってきた場所も違う見知らぬ人たちと半強制的に共同生活をするから、自分が望む望まないに関わらず、自分が今まで見てこなかった、触れてこなかったモノやコトに触れることができるんですよね。
住民みんな全然違いますから。これが「住民の非類似性」です。


(3)だからタイプの違う人たちと一緒に住もう。シェアアパートメントならそのスタイルが自然と体現できるよ
※(1)に同意された方にとって、という話です

この「住民の非類似性」がうまく機能してる例として、
例えば、コレクティブレジデンス菊名には@nike1125くんを始めとしてTwitterやFacebookをバリバリ活用してる世代がいるんですけど、そのおかげなのか、ここに来たことをきっかけにしてたくさんの住民の人たちがTwitterを始めたんですよ。
今では仲のいい住民同士の、とても便利なコミュニケーションの場になっています。

お出かけ先も、今まであまり興味がなかったり、あってもなかなか行動に移すまでには至らなかったような、場所・イベントに一緒に足を運んでみたりするようになります。
もちろん生活スタイルとして受け入れ難いこともあるけれど、(1)に同意していただけた方にとっては本当にオススメです。


とはいえ、この物件数限られてるのでね、すぐに入居とかはできないかもしれません。お引越しを検討されている方はいますぐこちらへ!
http://collectiveresidence.com/

直方体人生論

自分を1つの直方体だと考えたときに、その立体の存在する空間が人生。
その人生という空間の中にはおもしろみを感じる点が等間隔に配置されていて、その点と立体が接触・内包したときに人生のおもしろさを味わうことができる。
最近自分と人生をそんな風に捉えています。
「おもしろさの質」というところに関しては、まだ考えが及んでいないのだけれど。


ぼくたちの立体は日々大きくなっていきます。
縦に伸びたり、横に伸びたり、奥に伸びたり。
その伸長の様子は人によって様々。

底面がとても広いけど奥行きのない立体。
底面は狭いけどとても深く奥に伸びている立体。
色んな立体があるでしょう。

で、その立体の底面は視野の広さを、奥行きは習熟度の深さを、表しているという設定です。
たくさんのことを知れば知る程、底面は広くなって幅広な直方体になって、1つのことを学べば学ぶほど奥行きの深い立体になる。
けれどその広がる速度というのは常に一定ではなくて、2次元方向の伸長よりも3次元方向の伸長の方が時間がかかる。

そうしたときに、
たとえば「1年の内364日つまらなくて1日だけとてつもなく面白いという人生よりも、ちょっぴりだけれど毎日面白さを経験できる人生の方が好き。」というタイプの人間は、時間をかけて奥行きを深くするよりも、さくっと底面を広げて、できるだけたくさんの「人生のおもしろさを感じる点」に触れていく生き方の方が人生楽しめるだろうなと。

ぼくはこのタイプの人間なので、色々なことに興味を持って、初めての経験をたくさんして、自分とタイプの違う人たちと出会っていきたいと思っています。

みなさんはどちらのタイプでしょうか?
「幅広派」なのか「奥行き派」なのか。


追記:

その前に「幸せであればいい派」なのか「それだけじゃ満足できなくておもしろさも欲しい派」なのかって問がありますね。
いや、そもそも「人生の目的なし派」なのか「人生の目的あり派」なのかという問もあるか。「人生の目的なし派」でなければ、人生の楽しみ方なんて考える必要ないわけだし・・・。
あぁ、まとまりきらない(笑)