先日、こんなツイートを見かけた。
細かいことは覚えてないけど、だいたいこういう趣旨だったと思う。
『自分らしさを大切にするのもいいけど、自分らしさを言い訳にして苦しいことから逃げたりしてほしくないよね』
みなさんはどう思われるだろうか?
自分らしくあることは、何かから逃げ出したいという気持ちを誘発するものなのだろうか。
自分らしくあることは、頑張らないこととイコ-ルなのだろうか。
上記の意見に対して自分がうじうじつぶやいていたところ、
友人がこんなことを呟いていた。
ぼくはまさにこれだなと思った。
『自分の願望と他者からの期待の中で葛藤する人が多いような気がしていて、その葛藤から抜けだしている人が自分らしく生きてる人なんじゃないの』
つまり、自分らしいと呼べるような特定の性質があるわけではなく、
ただ自分が思うように生きること、
その生き方そのものが自分らしさなのではないか、ということ。
この考え方から、世間的な「自分らしさとは」に対して言いたいことは2つ。
(1)自分らしいから、らしくないから、苦しいことから逃げるとか逃げないとか、そういうものは一切ない。
自分らしくいることは決して頑張る頑張らないに影響を受けない。
生き方そのものだけが自分らしいかどうかを左右する。
上記ツイートは「苦しいことでも頑張らないといけない」という特定の価値観を背景に成り立っている意見だし、むしろこの意見に迎合して頑張ろうとしてしまうことの方が、自分らしさがない状態だ。
(2)自分らしさは自分のスキル、好み、そのほか特徴と結びつくものではない。
仮に自分らしさが上記のような生き方そのものでないとして、自分の末節の特徴を自分らしさと結びつけようとしても、それが本当に自分らしいのかどうかは一生わからないはずだ。証明仕様がない。だから、自分探しはするようなものでもない。敢えて言うなら、自分を騙し続ける必要はあるかもしれない。
自分らしく自分が思うように生きるためには、『「自分はこれがしたい、こうありたい」という願望が本当のものなんだ』と自分を信じこませるのだ。
そんなことを考えた日曜日。
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