2011年10月2日日曜日

「世界がつまらないんじゃない。お前がつまらないんだ。」



はい。
久しぶりに思い出したフレーズです。
みなさんも同じようなメッセージを耳にしたことはあるかもしれません。

一昔前にはRICOHのカメラのコピーとしても
同じようなメッセージが書かれてました。

電車内の広告で見つけて、しみじみと納得したことを今でも覚えています。



世の中には色んなモノ・コトがあります。
面白いこと、素晴らしいこと、楽しいこと、わくわくすること、感動すること、泣けること。
日常のこと、非日常のこと。

でもぼくらは、この世界に散在している素敵なモノ・コトたちのほとんどに気づいてないと思うんです。
特にマニアックというか、ハイレベルなものたち、はその素晴らしさを理解されていないんじゃないかなぁ。
(逆に有名なモノ・コトたちは、その本質を抜きにして賞賛されすぎてしまっている、ということもあるかもしれません。)

そういう世の中にたくさんある素敵なモノ・コトたちを、「素敵!」と感じることができるようになれたら、きっとぼくたちの人生はもっと楽しくなる。色鮮やかになる。



そんなことを日本のヴィジュアル系アーティストであるMIYAVIのパフォーマンスを見て感じました。



どうですか?
(これ好きな方、ぜひお友達になりましょう(笑))

正直好みの問題がありますので、この動画を見てどう思うかは置いておいて。

この動画の再生回数は「209,081」です。
たくさんのひとに好かれている音楽の再生回数と比べると、少ないですよね。

それは恐らく彼が相当エッジが効いてて(というか効き過ぎていて)大衆受けしないからだと思うのですが、ヨーロッパで高い評価を受けているようです。(この傾向は日本のヴィジュアル系音楽全体に言えることのようです。)

ぼくは日本人ですが、この曲が好きだしMIYAVIが好きなりました。
楽しめる音楽が増えて幸せな気持ちです。

それはたぶんぼく自身がギターをやっていたからなのかと思ってます。
だから彼のスラップスタイルのかっこよさに、1人のギタリストとしてシビれるんだろうなぁと。



これはきっと食で言えば「隠れた名店」のようなもので、
「見た目はぼろくさくて美味しくなさそうなラーメン屋さんが、実は隠れた名店でマニアの間では人気」みたいな。マニアしか気づけないお店。


縁の下の力持ち的テクノロジー分野も、その恩恵は受けていたとしても、素晴らしさに気づいてないひとがほとんどでしょう。

少し前NASAが発見した「DNA中のリンをヒ素で代用することのできる微生物の発見」覚えてますか?(実際には疑問の声も挙がっているようです⇒<続報>NASAによる「ヒ素DNA細菌発見」は間違っている?

このとき、この発見の意義を理解できる方々(専門家やこの分野を専攻されていた方)がブログを公開し、この発見の素晴らしさを説明しようとしていました。Twitter上では「宇宙人の発見」を期待していたようで、多くのひとが落胆の声を挙げていたからです。

説明を受けても、この発見をしたひとたちや同分野の研究者のひとたちと同じだけの興奮は、味わえないでしょうけれど。



ここにぼくが例を挙げた以外にも、きっとたくさんの素敵なモノ・コトたちが、多くのひとに気付かれぬままになってしまっているんだろうと思います。

基礎知識、経験があって、親近感の湧いたり、理解できるものでない限り、その本質に到達できない(というか意図的に到達しようとしない。)

それは逆に多くのひとが、世の中に散在する素敵なモノ・コトたちに気づかぬまま人生を終えているということ。

お互いにとって哀しいことだと思います。


だからぼくは、多くのことを経験し、学びます。
現在の仕事に関わること、将来の仕事に関わること、それだけが学ぶべきことじゃない。

不勉強のせいで世の中を楽しめないのなら、ぼくは勉強する。
マスターできなくてもいい。その素晴らしさを理解できる程度には、知識と経験を持ちたい。

対象は何でもいい。
友達から理解してもらえないものだっていい。
仲間が少ないものだっていい。

楽しめることが増えれば、世界はもっとおもしろくなる。人生は色鮮やかになる。
1つ学んで1つ経験すれば、それがぼくの人生を彩る新しい色になる。

だから色々なことを経験し、学ぼう。
そんな決意をしたくなった夜でした。

1 件のコメント:

  1. MIYAVIはとんでもないものを盗んでいきました。我々のmelody.です。

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